こんなに違う!シルク印刷とオフセット印刷の強みと弱み
公開日:2015/12/10
更新日:2020/07/03
今回はシルク印刷とオフセット印刷の特徴について、ご紹介いたします。どちらも昨今では一般的な印刷方法ですが、特徴はまったく違います。シルク印刷とオフセット印刷、その強みと弱みをご理解いただくことで、よりお客様のイメージに近いカードが作成できればと思います。
シルク印刷とは
シルク印刷とは、大小の穴が空いた版に、スキージと呼ばれるヘラで、インクを伸ばし入れる方法です。昔はその版がシルクで作られていたことから、シルク印刷と呼ばれます。日常の身近なところでは、お正月の年賀状などを作成するときに使われるプリントごっこが、シルク印刷と同じ手法を採用しています。
シルク印刷の強みは、ベタ印刷に適していることです。インクを厚く塗布することが可能なので、耐候性にも優れています。インクを工夫すれば、サインパネルのように、上から文字を書き込めるようにすることも可能です。また、シルク印刷で行えば、ゴールドメタリックやシルバーメタリック、ブラックメタリックなどの色味も綺麗に表現できます。また、企業ロゴなどのコーポレートカラーも、シルク印刷ならば特色を用いて、より忠実に印刷できます。
しかし、反対に、シルク印刷は細やかさには欠けます。また版が高いので、全体的にコストが高くなる傾向にあります。
オフセット印刷とは
オフセット印刷とは、ちょうどハンコのように、版に直接インクをつけて印刷していく方法です。カード業界では現在、最も一般的な印刷手法です。
オフセット印刷の強みは、多色刷りに適しており、特に写真やイラスト、またグラデーションのあるデザインでも綺麗に印刷できます。
加えて、短時間で大量のロットを印刷することができます。また、版の作成が割安で、印刷も早い為、印刷価格も枚数が多ければ、お手頃です。例えば1000枚のカードを印刷する場合、シルク印刷で1色追加すると1枚24.8円であるのに対して、オフセット印刷での1色追加は1枚10円と、半額以下のコストに抑えることができます。
しかし、オフセット印刷はシルク印刷に比べると、耐候性に弱い印刷方法です。また、インクの厚みが薄いため、カードの下地の色が透けてしまうこともあります。
シルク印刷とオフセット印刷のかけあわせで、理想のカードを
それぞれに特徴と強みがあるシルク印刷とオフセット印刷ですが、近年ではその両方の長所を生かして、1枚のカードを印刷することも少なくありません。デザインをお送り頂ければ、プロの目で、シルク印刷とオフセット印刷のどちらが適しているか、もしくはかけあわせになるかを、簡単にお見積もりいたします。ぜひお気軽にご連絡くださいませ。
例えば、オフセット印刷でカードのロゴを印刷して、シルク印刷でサインパネルを印刷します。反対に、ゴールドの下地をシルク印刷でベタ印刷した後、白抜きした箇所に、オフセット印刷で写真を印刷します。
しかし、注意をしなければならない点は、シルク印刷とオフセット印刷を組み合わせて多色刷りを行う際、「見当ずれ」という版がずれる現象が起こることです。そこを考慮にいれつつ、デザインのご相談をさせていただければと思います。
お客様のご希望にあわせて、シルク印刷とオフセット印刷を掛け合わせ、最適な印刷方法で高品質なカードをお作りいたします。日本カード印刷に一度ご相談くださいませ。
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