診察券を印刷するなら紙?プラスチック?格安で作れるのはどっち?
公開日:2018/07/23
更新日:2022/06/06
病院、診療所やクリニックでは、患者さんのために診察券を作らなければなりません。診察券には紙製とプラスチック製の2種類がありますが、どちらのタイプが良いのでしょうか?
診察券を印刷する際は、用途に応じて台紙の種類を選ぶことができます。紙タイプの診察券の方が良い場合、プラスチック製の診察券が良い場合をそれぞれ具体的に見てみましょう。
●診察券は紙とプラスチックどちらがおすすめ?
クリニックや病院を開業したばかりの頃であれば、プラスチック製の診察券よりも紙製の診察券の方が良いと言えます。特に小さなクリニックや診療所などでは、診療日や休診日の予定が変更になる可能性があります。実際に診察をはじめてみたところ、診察開始時間を早める必要が出てきたり、休診日を変更する方が患者さんのためになるという事が分かることもあります。
先にプラスチック製の診察券を作成してしまうと、診療時間や診療内容に変更が生じた場は診察券自体を作り直さなければなりません。プラスチック製の場合は、診察券1枚のコストが紙製よりも高くなるため、内容の変更が生じた際のコストは紙の診察券よりも費用が高くなってしまうでしょう。
開業したてのクリニックは、他の病院との差別化を図るためにプラスチック診察券を導入したいと感じるかもしれません。しかし病院の経営や診療が安定するまでは紙製の診察券を使用し、診療時間や内容が安定した後にプラスチック製の診察券へと変更する方が良いでしょう。
プラスチック製の診察券を作成する時は、患者さんが病院に来る日を確認できるように診察券の裏に診察日を記載できるようにする方が良いでしょう。患者さんの中には、長期的に病院に通うという患者さんもいらっしゃるでしょうし、診察日の欄は少しでも多く、また更新できる仕様である方が望ましいと言えます。
ですから診察日の欄は、プラスチック製の診察券に印刷するのではなく、シールを使用する方が良いかもしれません。診療日の欄がいっぱいになった場合は、シールを張り替えるだけで対応できるようになります。
この時に紙製の診察券を使用していると、シールを剥がす際に診察券が破れてしまうなど、見た目が悪くなる可能性が高いため、プラスチック製の診察券を作成すると便利です。
では、診察券をプリンターで印刷する方法を解説します。
●診察券をプリンターで印刷するには?
紙の診察券をプリントするだけであれば、家庭用のプリンターを使用して印刷する方法でも十分と言えるでしょう。しかし先程ご説明したとおり、診療が安定してきて診療日や診療時間、診療内容に変更が必要なくなった時は、紙の診察券ではなくプラスチック製にする方が望ましいです。
家庭用のほとんどのプリンターは、プラスチックカードへの印刷には対応していません。ですから最初から紙とプラスチックカードの両方に印刷できるプリンターを導入しておく方が望ましいと言えるでしょう。
では、診察券用のプリンターとして、インクジェット印刷方式とダイレクト印刷方式のどちらが良いのでしょうか?やはりこれも用途によって答えが変わってきますが、インクジェット印刷方式のプリンターには3つのメリットがあります。
インクジェット方式プリンターのメリットの1つ目は、低コストであるという点です。プリンターによって違いがありますが、インクジェット方式の場合、インクコストは1枚2円以下であり、カードを含めても1枚のコストは80円ほどです。仮にダイレクト印刷方式のプリンターである場合、1枚のインクコストは数十円から数百円になるため、1枚あたりのカード作成コストが大きく異なります。
2番目のメリットは、印刷スピードが非常に早いことです。ダイレクト印刷方式のプリンターの場合、1枚作成に必要な時間は30秒ほどと言われています。しかしインクジェット方式プリンターであれば、診察券1枚の印刷時間は7秒ほどであるため、初診で来られた患者さんが多くてもお待たせすることはないはずです。
3番目のメリットは、個人情報の保護です。再転写印刷方式やダイレクト方式印刷の場合、インクリボンに付着しているインクをカードに印刷していきます。そのためカードに印刷された内容が、インクリボンにも残ってしまい、インクリボンを処分する方法にも注意しなければなりません。しかしインクジェット方式の印刷方法であれば、個人情報はカードにしか残らないため、個人情報保護の観点からもインクジェットは優れています。
診察券をプリンターで自作する際は、インクジェット方式のプリンターをご使用になると良いでしょう。しかし専門業者に診察券の印刷を格安で依頼することも可能です。では、コストはどれくらいになるでしょうか?
●診察券を格安で作るには?
開業したてなど、診察券を印刷する枚数が少ない場合は、プリンターを購入して自作で診察券を作成する方がコストダウンになります。しかし診療が安定し、患者さんの数も増えてきているのであれば、専門業者に診察券を依頼するのも良い方法です。
専門業者に格安で注文する方法は、注文数を多くすることです。例えば500枚や1,000枚単位で注文するなら、1枚の単価をかなり抑えることも可能です。例えば、1,000枚単位のプラスチックカードの注文では、1枚41円から104円ほどの間から、カードの薄さや種類によって選ぶことが可能です。
プラスチックカードにリライト機能が付いているタイプは、1枚の単価が高くなりますが、こうした機能がないものが格安で作れるカードと言えるでしょう。外注であっても1枚41円ほどであれば、プリンターを購入してカードを印刷するよりも安い金額になるでしょう。
最も格安で作れる診察券は、薄型でレーザー出力印刷できるクリスパー材質のカードです。
どこの専門業者でも同じく、100枚単位よりも500枚単位、1,000枚単位の方がより安くなり、カードの材質によっては100枚よりも1,000枚の方が40%ほど安くなります。格安で診察券を作りたい場合は、少しでも枚数を多めに注文する方が良いでしょう。
●まとめ
紙の診察券の方が良いのか、プラスチックの診察券の方が良いのかは、クリニックや病院を開業してからの時期によって変わってくるでしょう。開業したての診療時間はあまり安定せず、しばらくした後に診療時間や曜日を変更する可能性もあります。ですから開業したての頃は、変更がききやすい紙の診察券を家庭用のプリンターで印刷するのも良い方法です。1枚の診察券作成コストは、紙の診察券の方が圧倒的に安くなるでしょう。
しかし診療が安定してきたのであれば、プラスチック製の診察券の方が利便性は高くなります。プラスチックの診察券は、プリンターを購入することで自作可能ですが、コストや個人情報保護を考えるとインクジェット方式のプリンターがおすすめです。インクジェット方式印刷のプリンターで作成する診察券は、1枚80円ほどになります。
診察券を外注にする場合、1枚の診察券を格安で作る方法は、500枚単位や1,000枚単位で大量に注文する事です。1,000枚単位で注文した場合、カード1枚の作成単価は40円ほどになるため、自作診察券よりもコストを50%削減できます。
デザインや、印刷作業などの手間を考えると専門業者にお願いするほうが総体的に見て安くつくかもしれませんね。
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