プラスチックカードのオプション加工の選択について

公開日:2018/05/20
更新日:2020/06/01

プラスチックカードのオプション加工の選択について

 

プラスチックカード印刷の特徴として、豊富なオプション類があります。所謂スタンダードサイズである、厚さ0.76mmというのは、クレジットカードやキャッシュカードが採用してるものであり、国際的にも一番普及しているためにオプションの選択が豊富です。理由としては、カードの厚さが適度である事により、プラスチックカードに何らかの加工を施してもカードそのものの性能を維持出来る事にあります。例えば、最近では0.48mmの薄さにカードも存在しますが、オプション加工で有名なエンボス加工が不可であり、ヘアラインカードの特徴のホットスタンプ(箔押し加工)などは不可です。元々、エンボス加工が普及したきっかけは、磁気カードが存在しない時代、お店で買い物をした時に記録する為にカーボン紙で複写をとる手段しか存在しなかったのでプラスチックカードにエンボスは必須条件となりました。それから、磁気カードが開発されバーコード・QRコード・ICカードと、新しい技術が開発され、現在ではエンボス存在価値が薄くなっています。発展途上国などでは、まだ通信インフラが整っていない国の場合は、磁気ではなくエンボスで記録を取る事もあるので現在のクレジットカードにはエンボスが残っています。

一覧に戻る