低コストで特別感・存在感を演出できるマットブラックカード。

厚みが0.8㎜なので、PVCプラスチックカードより若干厚く、硬いのが特徴です。
カードそのものが黒く、両面つや消しタイプなのでロゴや文字などはすべてホットスタンプ（箔押し）で表現します。
マットな黒カード＋箔押し印刷により、エグゼクティブな演出にピッタリの人気のカードです。

黒くマットなカードを作りたい場合、従来のPVCプラスチックカードは白色で光沢があるため、両面で一度黒印刷を行ってから、マット加工＋箔押し加工をする必要がありました。しかし、マットブラックカードは元々が黒板でマットなカードですので、その下地加工が不要となる分、PVCプラスチックカードで同じ表現をするよりは、割安にマットなプラスチックカードを作成することができます。

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従来のマットブラックカードでできなかったこと

このように高級感のあるカードを低コストで作れると人気のマットブラックカードだったのですが、使えるオプション加工が少ない、というデメリットがありました。

特に「可変テキスト印字」や「バーコード」「QRコード」のオプションが使えないため、
カードに番号や名前などの情報を印字して、読み取り機械と連携して使用するということができませんでした。

また、読み取り機械と連携しない場合でも、数字や文字の印字には制約がありました。

例えば、数字の印字として利用できるオプションの「デボス加工」では
印字できる数字の桁数は5桁まで。大きさやフォントも指定することができません。
数字を印字する箇所には細いデザイン要素の配置は避けなければならず、カードデザインの制約がありました。

さらに、6桁以上の数字を印字したい場合は、エンボス加工での対応となります。
エンボス加工で対応している文字の種類は7ピッチ文字・10ピッチ文字のみ。
文字サイズや印字できる範囲も限られており、またエンボス加工は凸凹ができますので、
どうしてもカードがかさばってしまいます。利用シーンにおいては「かさばる」点もデメリットとなっていました。

オンデマンド・マットブラックカードでできること

このように、数字や文字印字、読み取り機との連携に課題があったマットブラックカードですが、この度登場した「オンデマンド・マットブラックカード」では、可変テキスト印字やバーコード・QRコードのオプション加工が利用できます。
つまり、読み取り機との連携や数字や文字の自由な表現が可能となりました。

可変テキスト印字の場合、
文字のサイズやフォントも自由で、配置場所も自由に設定することができます。
もちろん漢字の印字もOKです。
カードデザインに制約がなく、自由に印字できるというのが「オンデマンド・ブラックカード」と「マットブラックカード」の大きな違いです。

他にも、「QRコード印字」や「バーコード印字」も可能ですので、
カードの読み取り機と連携した運用が可能となり、活用の幅がぐんと広がりました。

オプション加工の比較：マットブラックカード・デジタルマットブラックカード

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