プラスチック製の白カードの色味の違いについて
公開日:2017/08/10
更新日:2020/05/01
今回は、プラスチックカード作成において印刷のベースとなる「白カード」と呼ばれるベースカードについて、ご説明いたします。
上記の2枚のお写真は、どちらも「白カード」と呼ばれるベースカードです。ご覧いただいてもお分かりになるかと思いますが、同じ「白」とはいうものの、微妙に色合いが異なります。
左は弊社にてICカードで使用している「白カード」、右はプラスチックカードの主流となるPVC(塩ビ)カードの「白カード」です。
ICカード作成時に、通常のPVCカードでサンプルカードを作成してデザイン等をご確認いただいた後、実際のICカードの完成品を見て、色味が少し変わっていることに気づかれる方もいらっしゃいます。
普段はあまり意識されないプラスチックの白カードの色味について、その色の違いが与える影響と弊社で行なっている対策についてご紹介いたします。
プラスチックカードは製造業者によって白の色味が異なる
白カードの色味は、製造業者によって異なります。紙でも言えることですが、一般的に白色の基準は難しいものです。
なぜこのような色の違いが出るのかと言うと、製造業者によってプラスチックの白カードを作成するための材料の配合に違いがあるからです。一般的には、青みがかった白になることが多いようです。
ダイレクト印字(昇華転写)は白カードの色味の影響を受けやすい
ダイレクト印字(昇華転写)は下地の影響を受けやすいので、違う色味の白カードに印刷すると、完成した白カードの色味も変わってきてしまう場合があります。特に、水色やグレーなどの淡い中間色は、ベースの白カードの色味にかなり影響を受けやすいです。
以下は、実際に色味の違う白カードに印刷を行った比較写真です。同じ色で印刷を行っていますが、色味が違うことが確認できるかと思います。
白の色味の違いが印刷に与える影響への対策
弊社では、このようなプラスチックカード作成時の影響に対して、2つの対策を行なっております。
白カードの色味の調整
弊社では、社員証や学生証の再発行をご自身で行いたいお客様に向けて、白カード自体の販売も行っております。
その際、これまで使用していた白カードと白の色味が大きく異なる場合、ロット数などにもよりますが、カード製造業者にサンプルカードを送付し、材料の調整などを行うことで出来るだけ色味を合わせていただくよう依頼しております。
印字データの色味の調整
これまで他社様などでカードを作成されていた場合、完成したカードの色味がこれまでと違うといったことがあります。しかし、印刷前の白カードの色味は分からないということが多いです。
こういった場合は、これまで使用していたカードを送付いただき、色味の差を埋めるために、デザインデータの色味を調整させていただきます。大変細かい作業ではありますが、こうすることでより元のカードの色味に近づけられるように工夫をしております。
まとめ
白カードの色味の違いは、弊社で初めてプラスチックカードを作成される場合は問題ありませんが、過去に弊社で作成されたカードやこれまで他社様で作られていたカードと同じものを弊社でお作りになる場合に影響がある可能性があります。
特に、会社のロゴやコーポレートカラーの色味については、気にされる方が多いかと思います。弊社では、可能な限り同じ色味でのプラスチックカード作成に努めさせていただきますので、是非一度ご相談ください。
プラスチックカード作成をご検討なら、
カード一筋40年の弊社にご相談ください。
日本カード印刷では、国内製造による高い品質と、提携工場による低コスト・短納期対応が可能です。
少量作成・大量作成など、お客様のご希望をお気軽におっしゃってください。
お客様のニーズに合わせた臨機応変な対応を常に心がけておりますので、用途によって異なりますが、その内容に沿ったベストなご提案を行います。
お悩み解決致します!!
プラスチックカード作成は紙印刷と比較して決して安価な買い物ではございません。
だからこそ、このようなお悩みがございましたら、豊富なノウハウを持った専門会社にお任せください。
など些細な疑問でもかまいません。
プラスチックカードは素材や作成方法によって特徴や価格が違うためご不明な部分や迷われる場合もあると思います。
カードの作成をお考えのお客様、お気軽に御見積・サンプルカードのご依頼を頂き、カード品質や価格をお確かめください。
まずは、お電話やメールでご相談ください。当社の経験豊富なスタッフが迅速、丁寧に対応させていただきます。
もっと詳しい内容が知りたい、金額が気になる。丁寧にわかりやすくご回答させていただきます!まずはお気軽にメール・お電話にてお問い合わせください。
受付時間 平日9:00~18:00