工程

エンボスについて

銀行のキャッシュカードや、クレジットカード・などで番号・カナを刻印する為に使用される文字加工の事です。 見た目は文字が盛り上がっているのが特徴で、文字に着色をする事も出来ます。
表現出来る文字は2種類(7ピッチ文字 / 10ピッチ文字)あります。

  • ※文字パターンの種類によっては、別途ご相談になります。
  • ※エンボス加工の裏面はへこんでしまいますので、サインパネル等は避ける事になります。
バーコードについて

JANコード、CODE39、NW7など各種対応可能です。 バーコードのサイズについては、基本的には任意に調整が出来ます。
印字するバーコードの種類については、バーコードリーダーの仕様に合わせる事も必要ですので、前もって 印字サンプルでテストする事をお勧めしております。
データを支給していただかない場合は、チェックデジットの計算方法を公開していただく必要がある場合があります。 その場合は当社との機密保持契約を結ばせていただいております。

  • JAN13写真

    JAN13写真

  • NW7写真

    NW7写真

  • CODE39写真

    CODE39写真

QRコードについて

当社では、可変QRコードを印字する事も可能です。

数字のみ 最大7,089文字 CODE39写真

QRコードを印字したカードの写真

英数(US-ASCII) 最大4,296文字
バイナリ(8ビット) 最大2,953バイト
漢字・かな(Shift JIS) 最大1,817文字

QRコードの一般的な仕様

基本的には、ほとんどのQRコードをカードに印字する事が可能です。
QRコードの印字につきましては、当社でサンプルを作成し、読み取り確認をお客様にご推奨させていただいております。

※近年QRコードの中に文字や画像を組み込んだものが一部で使われるようになっていますが、厳密にはQRコードの規格に準拠していないため、QRコードのエラー訂正のレベルや読み取り機器の性能によってはコードが正常に読み取れない場合があります。

ナンバリングについて

ナンバリングは加工の方法が3通りあります。
エンボス」「デボス」「印字」の3パターンです。【エンボス加工】【印字加工】が多く用いられております。

顔写真CP加工について

CP加工イメージ

CP加工とはカラープリントの略で、 白カード又は、ベースカードの表面に直接、昇華転写印刷(ダイレクト印字)にて、 顔写真を入れる後加工になります。また、氏名やNO.等のバリアブルを同時に入れることにより、本人照合が行えるため カード紛失、盗難時に心配な不正使用を未然に防ぐことが出来ます。氏名や番号などテキストデータで頂いた情報を、印字する後加工については「テキスト印字」を参照ください。

スキャニングについて

プリント写真をスキャナーで読み取り、JPEGとしてデータ化にします。

写真トリミングについて

トリミングとは、出来上がりのカードの写真サイズに切り取りします。
画像修正などきれいな仕上がりになるように、トリミング作業と同時に、画像修正を行う場合もあります。

テキスト印字について

テキスト印字イメージ

カードプリンターによる黒文字の印字加工です。お名前など漢字の印字またバーコード印字も可能です。
印字フォントは主に、Windows Fontを使用します。ヘアラインカードとつや消し黒カード及び、マット加工したカードには、印字加工できません。

プレエンコード

プレエンコードイメージ

磁気面があるカードに、最初にエンコード(プレエンコード)をする事ができます。尚、ご注文いただく前にエンコード内容を確認する必要がございます。 プレエンコードの有・無については、現在御使用のカード端末の設定により決定されます。

ホットスタンプ(箔押し加工)について

カードの表面に、光沢のある金箔・銀箔でホットスタンプ(箔押し加工)ができます。

ホログラム箔押し加工について

ホログラム箔押し加工は、文字やイラストにキラキラ光る七色の輝き・光沢感を出すことが可能です。通常の箔押し(ホットスタンプ)より、カードを目立たせることができ、さらに高級感あるデザインを表現できます。ただし、細かな形状は苦手です。料金は、通常の箔押し加工の2倍です。

より特別感を演出できるホログラム箔押しは、カード内の一部にロゴとして使用したり、イラストを入れたりするのがおすすめです。通常のメンバーズカードとは別にVIPカードにも最適です。

ホログラム箔押し加工は、通常の箔押し(ホットスタンプ)加工が可能なカードでしたら、全て対応可能です。

サインパネル(文字書込み欄)について

カードの表面に、筆記具で文字が書き込めるコーティング加工をします。
署名欄としてよく使用されるオプション加工です。サインパネルには2種類あります。

  • 白サインパネル

    書き込み欄がひと目でわかります。不透明なので、加工場所によっては文字やデザインが隠れてしまいます。

  • 透明サインパネル

    透明なので、文字やデザインの上から加工しても、隠れてしまうことがありません。
    透明な分、白色に比べ加工部分が見えにくくなります。枠線をつけるなどの工夫が必要になる場合があります。

マット加工について

カードの表面を、あえてザラつかせます。しっとりと落ち着いた雰囲気をかもし出します。

封入封緘について

封入封緘イメージ

完全自動システムの各種機械で高速・大量一括処理を行います。バースター、ラベリングマシーン、封入機(CCD監視カメラ付)、折り機などを使用し、封入物であるチラシの各種折りから、封筒への封入・封緘作業、結束から減額対象となる区分処理まで一貫した作業体制とCCDカメラによる検品などにより、確実・正確に仕上げます。

台紙印字について

カード送付する為に、さまざまな台紙をご用意する事ができます。
材質・サイズは多種多様ですが、大量ロット時の場合は、下記の仕様に従って、設計していただく必要があります。 下記台紙に、宛先・氏名などの印字をする事が可能です。
当社では一般的に仕様されるサイズをお勧めさせていただいております。

※もちろん、下記以外の仕様も可能です。

天地 148~305mm ※折りミシン目イメージ

※折りミシン目あり

148~216mm
カラム数 1カラム
紙質 70~135kg
読み取り OCR (OCR-Bフォント)/NW7/CODE39/ITF/JAN/EAN
台紙マッチング

台紙マッチングイメージ

カードと台紙をセット(マッチング)する場合、右記のパターンにカードを台紙に貼り付ける事ができます。
特徴は、カード裏面に特殊な両面シールを貼り付け、機械で自動的に台紙に貼り付けます。
処理スピードは、約5000枚/時の処理能力がございます。

貼り付けパターン
  • 1枚貼り付け

  • 2枚貼り付け

  • 3枚貼り付け

  • 4枚貼り付け

  • 1枚中央貼り付け

  • 2枚中央貼り付け

カード種類

PVCカード

0.76ミリ厚~0.30ミリ厚仕上げの硬質塩ビJIS規格カードでプラスチックカードの基材としては、もっとも一般的に使用されている基材です。

PET(ペット)カード

テレホンカードに端を発したPET素材のカードは、携帯性と利便性に優れている為、近年その応用範囲も広がり、数量も増えてきています。 磁気やロイコ染料を塗布したものやバーコードをプリントしてコンピューターで情報を管理できる多機能な製品があります。

PET-Gカード

PET-G樹脂は、環境負荷問題で懸念されているPVC樹脂の代替品として開発されました。
交通系ICカード、ETCカードの他、住民基本台帳カード等にも採用されています。
使用頻度の高い交通系カードや高温状態が予測される車載機器用途に導入され、品質的にも優れている素材です。

【メリット】  焼却してもダイオキシンを発生しない。耐熱性が高い。
【デメリット】 写真カードの転写が出来ない。価格が若干高い。

リライトカード / サーマルカード

裏面の磁気面にデータを書き込み、セキュリティを確保しながら、 印字面に文字や絵柄、数字を印字します。磁気面がシルバーと白(カラー印刷可能)の2種類があります。

  • サーマルカード(文字色は黒・青)

    テレフォンカードタイプ厚さのPET素材で感熱の追記方式で数字やマークを印字します。
    書き換えは出来ません。満了時、自動で次のカードに継続印字します。

    ※サーマルカードの印字部は「数式」と「マーク式」があります。

  • リライトカード

    リライトカードは、使用する素材から2種あります。

    白濁式リライトカード
    PET素材で、カードの銀面部分に白色の文字が印字され書きかえが可能です。何度も書き換えられ長期間使えるのでランニングコストの削減に役立ちます。
    ロイコ式リライトカード
    カードの印字可能部分には黒色、もしくは青色の文字の書きかえが可能です。視認性と意匠性に優れたカードです。何度も書き換えられるのでランニングコストの削減に役立ちます。白濁リライトカードのような反射が少なく、鮮明な印字が表現できます。
透明PVCカード

透明生地を使用する事により、一部が透き通ったカードの出来上がります。後加工(バーコード等)をする場合は、少し制約がありますが、非常にデザイン性のカードできます。

透明PVCカードイメージ

カードの寸法(サイズ)

カードの寸法(サイズ)イメージ

カードサイズは国際・国内規格を使用します。(図1)

カードの厚み

カードの厚みは材質により異なります。

PVC(塩ビ)カード 0.76mm
JISII型規格に準拠
身近なところでは、クレジットカードやキャッシュカードとしておなじみです。厚みのあるしっかりしたタイプなので、強度も充分です。
0.48mm
0.4mm
財布やカードケースに入れてもかさばらない、ほどよい厚みのカードです。
0.3mm スリムタイプ。薄型で柔らかいので、破損の心配がありません。
PETカード 0.25mm 熱や湿気に強く、薄くても高い強度と剛性を持っており、会員証(会員カード)、メンバーズカード、スタンプカード、診察券など身の回りで幅広く使用されています。
サーマル/
リライトカード
0.188mm テレホンカードような、財布の中でもかさばらない0.188mmの薄型。

磁気ストライプ

プラスチックカードに、磁気テープを貼り付けデータを記憶させることが出来ます。ポイント情報や顧客情報などを登録していただけます。 おもて面・うら面どちらにでも加工可能です。

  • カード裏面 磁気写真 カード裏面 磁気写真
  • カラー磁気 表面 写真 カラー磁気 表面 写真

特殊な加工技術ですが、最近は“隠蔽カード” という方法もあります。 これは、表面の磁気を印刷によって、“隠蔽” し、カードデザインを優先させる方法です。 価格はプラスされますが、デザイン性のカード を表現する事が出来ます。

隠蔽カード表面 写真 隠蔽カード表面 写真

黒・青・金・銀・白磁気

カード上に情報を書き込む為に必要な磁気テープを貼り付ける事ができます。 これは、カードを印刷する工程と同時に行われます。

【磁気ストライプの種類】
金ストライプ / 銀ストライプ / 青ストライプ / 黒ストライプ

印刷種類

オフセット

オフセット印刷」は「版」がある印刷方式の一つです。オフセット印刷は、水と油が反発するという原理を利用しています。
印刷に使われる刷版(さっぱん)は、画像のない部分が親水性になっており、刷版全体を水に浸すと、この部分に水が付着します。続いて印版全体をインキに浸すと、水の付着した部分はインキをはじき、画像部分にのみインキが付着します。
印版に付着したインキは直接紙に印刷されずに、いったんゴムのブランケット胴に転写(オフセット)されます。転写された画像は、鏡像になります。このため「オフセット印刷」と呼ばれています。オフセット印刷は版があるため大量印刷に適しています。ただし、製版コストかかりますので、小部数の印刷には向いておりません。

シルク

編み目状のスクリーンの版をインクが透過することによって印刷する孔版印刷です。
昔は、その製版生地に絹を用いられていたことからシルク印刷と呼ばれおり、スクリーン印刷と称されることもあります。現在では絹に代わりに合成繊維が用いられることが多いです。
カード印刷の分野では、デザインの表現方法によって、オフセット印刷か、シルク印刷するか決定します。
例えば、写真のような絵図であれば、オフセット印刷でしますし、全面ベタ印刷の場合は、シルク印刷を行います。

オンデマンド

オンデマンド印刷イメージ

「オンデマンド印刷」とはデジタルUVインクでカラー印刷したカードで、オフセット印刷に近い高品質を実現します。従来のようにフィルム製版・CTP刷版という工程がなくなるため時間短縮及びコストを下げることができます。
短納期、小ロット、多品種に最適な印刷方法であるため必要な時に必要なだけ作成する事が出来ます。

UVデジタル印刷なのでPVC・PET-G・PET・その他プラスチック素材であればどんなカードも作成することは可能です。従来と同様に顔写真などのバリアブルな印刷にも対応し、磁気テープやエンボス加工・バーコードなども施すことができます。
更にデジタルデータを直接デジタル印刷機に送り込む無版印刷のため、各工程に伴うエネルギー・薬品等の使用が削減されることになります。且つ、資源のムダを省き、廃棄物の削減にも繋がり環境に優しいカードともいえます。

隠蔽

隠蔽イメージ

昔、日本で製造されたカードには必ず表面に磁気テープが張られていました。 しかし、黒色のテープが表面にあると、どうしてもデザイン性に優れたカードは表現が難しかったのです。 しかし、隠蔽カードにする事により、磁気テープを印刷で見えなくしてしまう技術が日本で開発され隠す(隠蔽する)と意味で呼ばれています。
現在では、銀行のキャッシュカードや、クレジットカードで採用されています

ヘアライン

正規のカード表面に金又は銀のヘアライン箔を熱圧着したものでその上に全てホットスタンプ(箔押し加工)でデザイン文字等を加工します。黒板カードは、生地そのものが黒色で両面つや消しタイプで1枚ものになっており加工の方はヘアラインと同じく全てホットスタンプ(箔押し加工)でデザイン文字等を加工します。小ロットに向いており、500枚位だと印刷したカードの半値以下でできます。豪華で美しく仕上がり販売しやすい商品です。

着色

エンボスの着色について

エンボスの凸状の上部にホットスタンプに着色(金・銀・青・黒)する事が出来ます。

その他

早い・きれい・安い! 今はダイレクト印字が主流です!

隠蔽イメージ

高速ダイレクトプリンター
はがき~定型封筒~角2封筒
厚さ12.0mmまで対応
20,000~5,000枚/時
WINDOWSフォント対応
各種バーコード(カスタマバーコード・NW-7)対応

ダイレクト印字とは、封筒やはがきに直接宛名を印字する方法です。
はがきサイズから角2封筒まで幅広く、自由なレイアウトが可能! 縦書き(毛書体など)にも対応。

早い!

ラベル印刷・貼り付けの手間がかかりません。高速ダイレクトプリンターで納期短縮、大量ロットでもOK

きれい!

各種バーコード・顧客ナンバーなども、きれいに印字できます。フォント・文字サイズ・レイアウトが自由で見た目もすっきり。シールのような貼り付け時の歪みなどがなく、まっすぐきれいな印字でイメージアップ。

安い!

ラベル代・貼り代がかからず、もちろん作業単価が安くなります。